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[今回のストーリー]
北海道の旅行中、余市(よいち)で友人に会ったあなた。
余市を案内してもらいます。
余市出身の有名人といえば、宇宙飛行士毛利衛(まもる)さん。
まずは毛利さんが宇宙へ行ったことを記念して建てられた「スペース童夢」(余市宇宙記念館)へ。
ちょっと童心に返りつつ、展示物やアトラクションを楽しみます。
ほかに余市で有名なものといえば、ニッカウヰスキー。
今度は大人に戻ってウィスキー工場を見学し、ウィスキーをテイスティング。
お土産にはシングルモルト余市の10年がいいかな。
さて、そろそろ夕食の時間。いったい何を食べさせてくれるのか。
車を運転する友人に訊ねます。
"Where are we going?"
(どこ行くの?)
"I'll tell you when we get there."
(ひみつ。)
あなたが札幌でラーメン、小樽で寿司を食べてきたことを友人はどうもお見通しの様子。
しばらく経って到着したところは町の外れ。
年季の入った建物には「ブロイラーガーデン」の文字が。
北海道で焼き肉と言えばジンギスカンが定番ですが、ここのおすすめは炭火で焼く骨付きブロイラーとのこと。
店員さんが持ってきてくれた新鮮そうなブロイラーを網にのせて、焼けるまで待ちます。
待つ間に、友人が勧めてくれた鳥スープを飲みますが、これが美味しい!
鳥のエキスがたっぷりと出ています。
このスープはなんとタダ。セルフサービスで飲み放題です。
何杯かお代わりしているうちにブロイラーが焼けてきました。
ご飯と一緒に食べると、これが絶品!!
味付けは塩こしょうだけでシンプルですが、鳥のおいしさが引き立っています。
ついつい、おなか一杯食べてしまいました。
いやー、今日はとても良い日でした。友人に感謝。
"Thanks for everything. You've made my day."
(いろいろとありがとう。最高の一日だったよ。)
[解説]
「楽しい一日を過ごす」「幸せな気持ちになる」といった意味に当たるのが
この make one's day です。
この表現は映画ダーティーハリーでクリント・イーストウッドが言ったセリフとしても有名です。
銃を持った犯人に対してダーティーハリーは
"Go ahead. Make my day."
と言います。
なお、これを「やれるものならやってみろ!」と訳してある場合が多いのですが(実際の字幕がそうなのかな?)、うまい訳だと思いますが、どうしても翻訳ではそのニュアンスはなかなか伝わりません。
"Go ahead." というのは「どうぞ」と相手を促す表現ですね。
ようするに「撃ってみろ」ということです。
そして "Make my day." 「私を幸せにしろ」というのがどういうことかといいますと、ダーティーハリーは犯人をやっつけたいわけです。
犯人が手を出せば、ダーティーハリーは反撃をする(そしてやっつけてしまう)口実ができ、それがうれしいわけです。
だから
"Go ahead. Make my day."
なんですね。
うー、渋くてカッコいい。
[用例]
I'm not exaggerating when I say that it made my day.
「そのお陰で最高の一日だったというのは誇張じゃありません。」
exaggerate で「誇張する」
It really made my day. I can't thank you enough.
「本当に幸せな気持ちになりました。お礼が言い尽くせない程です。」
I can't thank you enough. という言い方も非常に便利です。
是非覚えておいて下さい。
[もっと知りたい方は]
こちらのグーパス検索を参考にしてみてください。
"made my day"
http://www.google.com/search?num=100&q=%22made+my+day%22
[あとがき]
今日、10/7は愛犬のチワワ(♂)、クレムリンの1歳の誕生日です。
週末のパーティーが楽しみだ・・・