知事のシュワちゃんとは全く関係ないことも断っておきました。
今回はアクセントを取り上げたいと思います。
まず、日本語と英語とでは、同じ「アクセント」と言っても種類が違うことを
押さえておいてください。
日本語の場合は高低アクセントです。
高低アクセントの場合には、少しくらいアクセントを間違えたところで、訛っ
て聞こえるだけです。
例えば「のり」(海苔でも糊でもいいのですが)を
の り
┌
─┘
(線の高低=音の高低、のつもり)
というアクセントではなく、
の り
─┐
└
というように語尾が下がるように発音すると富山弁ぽく聞こえるだけです。
「のり」と言ったということを相手に理解してもらえないことは、まずない
ですよね。
これに対し、英語でのアクセントは強弱アクセントです。
文字通り、音の強さでアクセントをつけるというやり方です。
強弱アクセントの場合、アクセントの場所を間違えると、全く理解してもらえ
ない恐れがあります。
逆に、少しくらい発音が正しくなくても、アクセントだけ正しければ通じると
いう場合もあります。
例えば写真家を意味する photographer という単語はアクセントの位置が to
の位置にあります。
photographer
・● ・ ・
(点の大きさ=音の強弱、のつもり)
この単語、最初の pho の部分を発音しないで
tographer
● ・ ・
要するに「トーグラファー」とだけ発音しても実は通じます。
(是非やってみてください)
なぜ、こういうことを書いているかと言いますと、日本人ってアクセントに
無頓着なところがありませんか?
音の変化だけでなく、アクセントに対しても敏感になって頂きたいのです。
無頓着さ(だと思うんですが)を示すような例が以前ありました。
留学中の話ですが、何人かの日本人で、ウガンダ出身の友達からスワヒリ語
らしき言葉を教えてもらっていた時のことです。
「こんにちは」という意味だったと思うのですが、彼はそれは
「ハバリガーニ」
だと教えてくれました。(ガを強く言う)
みんな自然にそれを練習のように繰り返して口にしたのですが、私以外の
全員が単に
ハバリガーニ
┌──┐
─┘ └─
と日本語っぽいアクセントで言うのです。
音にばかり気がいって、アクセントまで気をつけられないのでしょうか。
それともアクセントの大切さを知らないのでしょうか。
彼が、「ガ」にアクセントがあるから
ハバリガーニ
・・・ ● ・
だと説明したのは言うまでもありません。
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[ポイント]
◇発音と 同じく大切 アクセント(字余り)
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≪あとがき≫
土曜日(9/24)にバレエ(の発表会)を見に行きました。
昔は全く興味がなかったのですが、バレリーナの知り合いができて興味が出て
きました。
で、実際に見てみると、やっぱり一流の人は違いますね。
そういう違いが分かったという意味で、とてもためになりました。。。