・とにかく英語を聞く時間を作ること
・集中して聞くこと
が大事だと前回までお伝えしてきました。
でも、時間をたくさん作り英語を集中して聞く以外にもできることがあります。
例えば音について(発声方法や音の変化の仕方等々)の理論的な勉強や発音練習をしておけば、リスニングの上達が断然早くなります。
日本語には母音は5つありますが、英語にはいくつあるかご存知ですか?
数え方にも依りますが、10以上あります。
日本語の倍以上ですよ。
発音の仕方の分からない音だって当然あるわけです。
それなのに英語の発音の講義や訓練を受けたことのない方がほとんどでしょう。
ということで発音の勉強をまずはお勧めします。
具体的な内容に入ると本が一冊書けてしまいますので、代わりにメルマガと本を紹介しておきます。
まずはこちら、1万人以上の読者を持つ、人気のメルマガです。
驚くほどキレイな英語発音が身につく20の秘密-音声付
http://www.mag2.com/m/0000118495.html
そしてこちらの本では音の変化の仕方など、理論的なことが学べます。
ネイティブスピーカーの英会話
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=englishpower-22&creative=1211&path=ASIN/4327440582
さて、発音に関して、是非知っておいていただきたいことがあります。
それは「シュワ」です。
以前、通常の3倍の筋肉がある赤ちゃんがドイツで生まれたというニュースが
あり、コメントとして
「カリフォルニア州知事になれるんじゃないか」
っていう突っ込みが入っていましたが、そのシュワではありません。
http://www.apostropher.com/blog/archives/001540.html
発音記号の中にeを逆さまにした形のものがあるのはご存じでしょうか。
それの名前が「シュワ(schwa)」なのです。
シュワの発音の仕方ですが、弱い「ア」の音に近いです。
そうですね、軽く「はぁ」とため息をついて下さい。
行きますよ。せーのっ!
はぁ・‥
このときの「ぁ」の音です。
口の中には全く力が入らず、舌は何もしないで、口が軽く空いている、そんな状態です。
なお、シュワには「あいまい母音」という別名もあります。
この音は英語の中でとても大事な役割を持っています。
強調されない母音は全てシュワ(やiの音)に近づくためです。
例えば behind という単語はカタカナだと「ビハインド」ですが、 -hind の部分にアクセントがあります。(大きい丸が強いアクセント)
be hind
・ ●
be- の部分は「強調されない」部分ですので、「ビ」とはっきり言うよりも、(弱い)「バ」に近い音になることが多いのです。
つまり、「ビハインド」よりもむしろ「バハインド」or「ブァハインド」のような曖昧な発音になってしまうのです。
#カタカナだとうまく表現できませんね。わかりづらくてごめんなさい。
日本語だと母音ははっきりとした「アイウエオ」ですので、その感覚で英語の発音をしようとしてしまう人がとても多いように感じます。
強調しない母音は曖昧でいい、ということを是非心の片隅に。。。
----------------------------------------------------------------------
[ポイント]
◇強調しない母音は発音が曖昧になる。
----------------------------------------------------------------------
P.S.
なお、子音に関しては反対に、日本人ははっきり発音しない(できない)傾向
があるので、こっちは意識してはっきり出す(出せる)ようにしましょう。
----------------------------------------------------------------------
≪あとがき≫
約2ヶ月前のあとがきに書いた「こんとんじょのいこ」。
http://englishpower.seesaa.net/article/4977447.html
予想通り忘れていました。
改めて検索してみたら12,300件ヒット。倍増ですね。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%A8%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%93