2005年09月12日

第19の気づき:リスニング中の注意 − 50の気づき(3)

前回、ヒヤリングの訓練はテキストがあった方がいいとお伝えしました。

ただし、ご注意下さい。

テキストを見ながら聞いてはいけません。
(確認するときは別ですよ)

なぜテキストを見てはいけないか。
理由は2つあります。


1つは思い込みや知識などによるフィルターがかかることです。

目でテキストを先に見てしまうと、正しい音を聞き取ろうとするのではなく、無意識にフィルターをかけてしまい、自分が思い込んでいる音として聞いてしまいがちになります。

そうしてしまうと、正しい音が耳に入らなくなってしまいます。


また、マガーク効果というのですが、人間は音声を聞くときに目で見ているものの影響を受けます。「バ」の音を聞かせながら「ガ」という発声をしている映像を同時に見せたら、なんと「ダ」に聞こえるというのです!
http://englishpower.seesaa.net/article/6166552.html


もう1つは、テキストを見ることで耳への集中が甘くなることです。

例えば、夫が新聞を読みながら、同時に妻の話を真剣に聞く、なんてことはあり得ないですよね。

せいぜい「うん、うん」と空返事しながら聞くのが限界でしょう。

また、複数の人の言うことを聞き分けたと言われる聖徳太子でさえも、本を読みながら人の話を聞くことはできなかったそうな。
(・・・なんて適当なことを書いたら怒られるかな。。。)

と、変な例ばかり(作り話含む)出してしまいましたが、目を閉じるなどして真剣に聞くことが大切です。


真剣に聞くことがいかに大事か、という例を少し。

世間で比較的よく言われることかもしれませんが、一番の英語の上達方法は、英語を母国語とする異性と付き合うことだそうですね。
聞くことに限りませんが、やはり真剣になるからでしょう。

ある時、僕の行っていた大学の教授がもう1つの方法を教えてくれました。
それはアメリカなどの軍隊に入ることだそうです。
妙に納得しました。命がかかってますから、そりゃー真剣に聞くでしょう。


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[ポイント]

◇"Don't look at the textbook when you're listening!"
"Yes, Sir! <(−−)"

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posted by ロイ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 50の気づき(3)
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