日本語と英語とでは音の周波数が違いますので、こっちで認識できる音が向こうでは正しく認識できないとか、その逆の現象が起こるわけです。
だから日本人は(韓国人などもそうですが)西洋の言葉を学ぶ上ではとても不利なんですよ。
英語を聞いた時に、何という音を発したかさえも分からないことが多いですからね。
昔の漫画によく出て来た、
鼻の高い白人が「ぺらぺーら」
って奴です。(鼻が高いところがポイント←何か違う)
例えば日本語ではrとlの違い、というものは意識しません。
しかし、英語ではrとlは全く違う音として存在します。
実は、どこの国に生まれようが基本的に、赤ちゃんは等しくrとlの区別をする能力を持って生まれてきます。
しかし、何年か生きていて、rとlの違いというものが普段聞いている言語(つまり日本語)に存在しないと、その能力を捨ててしまいます。
勿体ないと思う方もいらっしゃるでしょうが、使わない脳細胞の刈り込みが行われてしまいます。それにより、その子供はそれ以降rとlの音が(なかなか)区別できなくなります。
大部分の日本人は、刈り込みが終わってから英語を始め、rとlの違いに限りませんが、様々な音で苦労します。
逆に、アメリカ人にとって、日本語でもっとも難しい発音は
「りゅ」と「りょ」
の音だそうです。
では刈り込みされてしまった日本人が英語の音に慣れるためにどのくらいの時間が必要かといいますと、一般的に言われる数字は
2000時間
です。
例えばスペイン語やドイツ語がネイティブの人は、日本人よりもずっとリスニングで聞き取っています。これは多分、周波数が近いから、特に苦労しなくても耳に入ってくるのでしょう。
さて、2000時間にどれだけ根拠があるのか、僕にはわかりません。
もっとうまいやり方をすれば、それが1500時間や1000時間にも減らすことが可能かもしれません。
では、仮にうまいやり方ができたとして、あなたが1000時間を英語のヒアリングに費やすにはどれだけかかりますか?
結局、1000時間だろうが、2000時間だろうが、大差はないんですよね。
まずは、英語を聞く、という習慣を身につけることことが英語力をつけるためには必要なのです。
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[ポイント]
◇英語をまずはたくさん聞きましょう。
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マジックリスニングというのですが、結構有名なので聞いたことがおありかもしれません。
僕も体験したことがあります。
・・・が、挫折 _| ̄|○
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