2005年08月22日

第16の気づき:簡単な単語を使うこと − 50の気づき(2)

英語を使うときに、簡単な言葉ばっかり使っていると「頭が悪い」と思われる
んじゃないか、って心配な方はいらっしゃいませんか?


日本語だとそんな気がしますよね。

「簡単な言葉ばかり使う」→「語彙が足りない」→「頭が悪い」


まぁ、外国語だから語彙が少なくても仕方がない(頭が悪いとは思われない)だろうと言ってしまえばその通りですが、実は、英語では「簡単な言葉を使う」ことはとても良いことですので、是非やってください。

例えばホワイトハウスでは、連邦職員に対し、簡単な英語(Plain English)を使うようにというお達しを出しています。

「たった101語で通じるホワイトハウスの英語」という本もあるくらいです。

#実は以前「ホワイトハウスの英語」というメルマガがあって、結構気に
#入っていたのですが、いつのまにか消えてしまいました。。。


日本の受験で勉強するような単語は、結構仰々しく聞こえたりもします。

以前、普通の表現と普通でない表現について取り上げましたが、難しい言葉は、意味が限定されていたり、特定の状況などに限定されていたりする、普通でない表現なのです。

ですので、英語を外国語として学ぶ人たちは、簡単な普通の表現をまずは身につけるべきなのです。


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[ポイント]

◇英語では簡単な言葉を使う方がイイ!



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[補足]

補足ですが、英語などの西洋の言語では、簡単な言葉を使うことではなく、同じ言葉を繰り返し使うことが「頭が悪い」もしくは「幼稚である」ことを示す場合があります。

ですので、大学を終えたレベルの教養のある人間であれば、同じことを繰り返し表現するときに意図的に違う言葉を使います。

僕の実体験をお話ししましょう。コンピュータ寄りのちょっと一般受けしない例かもしれませんが、ご容赦ください。

あれは、アメリカの某ど田舎にある大学で、プログラミングの授業を受けていた時のことです。

インド人の教授が、訛りだらけのひどい英語で、レベルの高い授業をしてくれたんですが、その中で、例として出てきたプログラム(C言語)がどう動作するかを生徒に説明させていました。

そのプログラムの中に

printf("----------------------------------");

という箇所がありました。

これは画面(正確を期せば標準出力)に
----------------------------------
と表示します。


指された生徒(アメリカ海軍の軍人)はこう答えました。

It's gonna print a lot of hyphens.

数行後に、また同じものが出てきました。
すると、彼は今度はこう言いました。

It's gonna print a bunch of bars.

まあ、そうやって違う言葉を使おうとすることがあるんだと、知識として知っておいていただければと思います。
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posted by ロイ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 50の気づき(2)
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