英語学科というところは、英語の勉強ばかりです。
一般教養などの授業が3割で、残り7割は英語ばかりです。
文学に会話に言語学、英語の歴史まで。
さらに阿部先生のお手伝いでマニアックな程に英語の勉強・・・
私が大学3年になったころから、他に何かを身につけなければいけないと思い始めました。
結局、英語は道具に過ぎませんからね。(←ようやく気づいた)
じゃあその道具を使っていったい何ができるのか?
そういった理由から1年間留学することを考え始めました。
そしてアメリカに留学し、語学力を伸ばしつつ、コンピュータの勉強もしようと決心しました。
学校をいろいろと調べた末、アメリカはジョージア州のアメリカスという町(※)にある、Georgia Southwestern State University(略してGSW) というところに1年間行くことに決めました。
(※:本当は市なんですが、私は認めません。)
誤算は2つ。
1つは、南部訛り。
詳しくはこちらの「ワッヨォネィ」話をご覧頂きたいのですが、大学に到着した初日に帰りたくなるくらい(←これホント)、何を言っているのかわかりませんでした。
もう1つは、田舎の大学なので、日本人はほとんどいないだろうと思っていたら、数十人もいたことです。(^^;
まあその中でとてもよい友人を作ることができ、今でも交流がありますので、結果オーライですが。
英語力に関しては、留学中に一番伸びたと思うのはヒアリングです。
いろんな発音(要するに訛り)に対する耐性ができたのが1つ目。
様々なアクセントの英語を耳にすることができました。
まずは地元民の話す南部英語に黒人英語。
いろいろな留学生がいましたのでイギリス英語、オーストラリア英語、ドイツ語訛り、スペイン語訛り、スウェーデン訛り、韓国語訛り、中国語訛り、タイ語訛り、インド訛り(←これはかなり強敵)etc...
コンピュータサイエンスの教授は外国人が多かったのですが、ロシア訛りの英語(←まあまあ強敵)、インド訛り(←何を教えてるかわからない!)etc...
例えばロシア英語ですが、Javaというプログラミング言語の授業だったのですが、先生が「ミアタッ」「ミアタッ」と頻繁に言うんですね。3ヶ月くらい経って解読したんですが、method のことでした。。。
2つ目は今までほど集中しなくても聞き取れるようになったことです。
これは自分で発見したときにとってもうれしかったです。
どうやって発見したかと言いますと、郵便局で日本宛に船便で荷物を出そうとしていたときのことなんですが、伝票に記入しながらおばちゃんの言ったことに返事をしていたんです!
ハッとそのことに気づき、「そうか、おれも成長したな・・・」としみじみと思いました。
<帰国後>
帰国後は英語の勉強という勉強はあまりしなくなりました。
その代わりに、映画やドラマなどを今までよりも見るようになりました。
海外ドラマでは特に「X-Files」、「ER」、「ビバリーヒルズ青春白書」、「ふたりはふたご」とかですね。
せっかく身につけた英語をできるだけ忘れないようにしたいですからね。
因みに、帰国初日、母親が車で迎えに来てくれたのですが、助手席のつもりで運転席に乗ろうとしたのはお約束。