2005年04月05日

アメリカス事情その4 − 留学エッセイ(アメリカス事情、ほか)

こっちのテレビはチャンネルが多い。

普通のケーブルテレビ(月30$弱)に契約すると約40のチャンネルが見られる。それだけ多いと、ニュース専門、天気予報専門、カントリー音楽専門、番組表専門、アニメ専門など特殊な物も多い。

チャンネルが多いからといって、見たくなるような物が多くなるというわけではないが、もう少し金を払えば、映画専門のチャンネルも見られるはずである。

何故だかわからないが、「Xファイル」をよく放送している。それだけ人気があるのだろうか。再放送や二局同時放送等もあるが、延べ週12〜13回は放映されていると思う。「Xファイル」ファンとしてはうれしい限りだ。

「ビバリーヒルズ青春白書」は、本場ではどれだけ話が進んでいるのかと期待していたが、週一回しか放送されていない上(アメリカスでは、の話。他はわからない)、内容も日本のBSで放送されているものと、時期的にたいして変わらないと思う。(未確認情報だが、連中はもう大学を卒業し、ケリーとブランドンが結婚している、と誰かが言っていた。)

こっちに来てみて、日本の影響を感じさせられる。やはり日本は大国なのだ。車は三菱、トヨタ、マツダ、日産などをどこでも見るし、スーパーに行けばマルチャンのラーメンや醤油、豆腐などが売っている。

まあ食べ物に関してはどこか違うが。ラーメンは醤油やみそ味など存在せず、とりスープ、ブタスープなど。薄い。醤油はどこか甘かったり、にがかったり。一応キッコーマンの醤油もあるが、何か違う気がする。豆腐もあまりうまくないらしい。

もう少し大きな都市だったら(というか、もう少しまともだったら)、日本のビールや日本酒なども手に入ったりするのであろうが。

また、社会学の教科書を読んでいたら、日本の例が結構たくさん出てきた。うそみたいな物が多い。

GSWにも3〜4年前までは日本語の授業があったらしい。ブラジル出身のルイスは日本語を習ったことがあり、少し話せる。会うたびに「げんきですか。」と言ってくるし、

「わたしは、あなたが、〜だとおもいマース。」の「〜」に「げんき」、「ばか」又は「きれい」(女の子用)を入れて使い分ける。

ただ、彼はまともな例である。モロッコ出身のタリクが日本語を知っているというので、何を知っているのか聞くと、

「×××見せろ。」

こういう言葉を知りたがるのは万国共通なのだろうか。

(これは1998年6月に執筆したものです。)


アメリカス事情その5もあるの?
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