2005年08月01日

第13の気づき:意味の派生 − 50の気づき(2)

基本的な動詞や前置詞などの英語基本単語は、日本語の対応する言葉よりもずっと意味が広く、用法が多彩です。

まあ、用法とか意味が多彩だからといって、身構える必要はありません。

言葉というものは合理的にできています。みんなが使うものですからね。
意味がいくら派生しても、基本となるものはあまり変わらずに全てに共通しているものです。
(因みに「ネイティブスピーカーシリーズ」の著者、大西先生はそれを『「家族の顔」の原理』と呼んでいます。)

では意味の派生の例を見てみましょうか。

例えば impress という単語が「感銘を与える」ことを表すのはご存じの方が多いかと思います。

受け身にして be impressed で「感心(感動)した」ということが言えますよね。

 I was impressed by your professionalism and fast services.
 (あなたのプロ意識と素早いサービスに感銘を受けました。)

でも「感銘」などのように良い意味だけでなく、中立的に「印象を与える」といった意味でも使われます。

 I was impressed that all the horses were relaxed and friendly,clearly well taken care of.
 (全部の馬が落ち着いており、友好的で、明らかによく世話をされているという印象を受けた。)

また「押しつける」といった使われ方もするんです。

 We will impress the leaf on the paper to make a design.
 (デザインのために、紙の上に葉っぱを押しつけます。)

impress を分解すると

 im(上に)press(押す)

ということなんですね。

そう考えると「印象を与える」ことと「押しつける」ことは似ていますよね。

言葉は子供が自然に身につけられるものなので、全く関係のない、無理な派生の仕方はしていません。

英単語の意味がこういう派生の仕方をするとわかっていれば、それなりの対応ができますよね。

是非、もっと感覚的に単語を捉えてみて下さい。


----------------------------------------------------------------------
[ポイント]

◇意味の派生は感覚的に理解できるものです。



----------------------------------------------------------------------
≪あとがき≫

くやしいっ!!!

昨夜(7/31)行われたサッカー東アジア選手権 、日本対北朝鮮戦のことです。

よりによって北朝鮮に負けるなんて・・・(涙)
step.png
posted by ロイ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 50の気づき(2)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL