2005年07月11日

第10の気づき:使用語彙の増やし方(その2) − 50の気づき(2)

前回、使用語彙を増やす第一歩目は前置詞だとお伝えしました。
http://englishpower.seesaa.net/article/4772675.html

次にお奨めしたいことは、基本的な単語について、代表的な意味や使い方がわ
かるような例文をあたることです。

良質の例文を、普通の単語であれば3〜5個、意味の広い単語であれば10個
くらいを、何度も読んで、単語の使われ方を理解すれば(理想的には例文を覚
えてしまえば)理解語彙を増やすことにつながります。

具体的に例を出した方がいいですよね。じゃあ result なんてどうでしょうか。

result を名詞として使うことは難しくはありませんが、動詞として使うこと
ができますか?

名詞だと「結果、成果」、as a result はイディオムみたいなもので
「結果として」ですよね。

・I'll wait for your test results.(あなたのテスト結果を待ちます。)

・Companies want results.(企業は成果を求める。)

・Do you realize what will happen as a result?
 (その結果どういうことが起こるかわかる?)


では動詞としての使い方を見てみましょう。

A results in B で「Aの結果Bになる、AがBに終わる」。

・Any violation will result in a penalty point.
 (反則すると罰点が与えらます。)

・Their efforts resulted in a 72% reduction in usability related problems.
 (彼らの努力の結果、使いやすさに関する問題が72%減った。)


また、A results from B で「AがBの結果として起こる」という使われ方を
します。

そう、AとBの関係が全く逆。
厄介な言葉ですね。

・The small size results from the use of several new technologies.
 (新しい技術を組み合わせて小型化を実現しました。)

・One out of eight traffic fatalities in 2001 resulted from a collision involving a large truck.
 (2001年の交通事故死の8人に1人は大型トラックの衝突事故が原因です。)


例えば上のような感じで、1つの単語に対してたくさんの例文を提示してくれ
る本があればいいのですが、そんなにないのではないでしょうか。
#あれば是非教えて下さい!m(_ _)m

その少ない本の1つが「TIME無用!FENは聞くな???」です。
というか、題名からは想像できないっちゅーの。

こちらのページで紹介していますので興味のある方はどうぞ。
http://englishpower.seesaa.net/article/4807682.html


理解語彙を増やすのであれば、はっきり言って憶えたもん勝ちと言っても過言
ではありません。

でも、使用語彙を増やすためには単語を各個撃破しないといけないのです。


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[ポイント]

◇使用語彙を増やすためには、単語がどのように、どのような意味で、どんな時に使われるかを理解しましょう。


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≪あとがき≫

先週の「トリビアの泉」で「こんとんじょのいこ」が取り上げられていました。

やられた〜、と思ったのですが、直後にGoogleで検索してみたところ、4600件以上ヒットしました。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%A8%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%93

すでにWebではそこそこ広まっていたネタだったんですね。

トリビアを見て、これからブログとかにいろんな人が書くでしょうから、数が
どのくらい増えるのか興味あります。

今はすでに6000件近いし。

1ヶ月後くらいにまた検索してみようかな。
#とか言って忘れそう・・・
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posted by ロイ at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 50の気づき(2)
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