2006年06月18日

everyの後の名詞はなぜ単数形? − 50の気づき(4)

every という単語の後は、名詞が単数形になります。


でも、every というのは「全部」を表す言葉ですよね。

every day といえば「毎日」
every body といえば「全員」

どうして複数形にならないか知ってますか?

button.gif




























 

every という単語は「全て」を指しますが、

○ ○ ○ ○ ○

と【個別の存在を意識した上で】全てを指します。

だから every の後は単数になるんです。


それに対して、all はそういうものなしにグルーピングします。

例文を出すとすれば・・・


同僚の家に遊びに行ったら、壁一面に本がありました。

"Have you read them all?"
(これ全部読んだの?)

"Yes, every one of them."
(うん、1冊残らずね。)


日本語もニュアンスを合わせた「超訳」を付けましたが(笑)、訳語は参考程度にとどめておいて下さいね。

訳なんてどうでもいいんです。

【視点の違い】を感じて下さい。


では次に each。

因みに each も every に近いのですが、each の場合には

○ △ ■ ◎ ▼

のように、さらにそれぞれの「違い」を意識します。

だから「それぞれ」という日本語に対応することが多いです。

each の場合も同じように、後ろの名詞は単数形になります。



Live every day like it's your last.
「今日が最後というつもりで、毎日を生きなさい。」

Live each day like it's your last.
「今日が最後というつもりで、一日一日を生きなさい。」


これも「超訳」を付けておきましたが、視点の違いを感じて下さいね。

every でも充分、それぞれの「日」を意識しています。
でも、each の方が、一日一日の重要性を感じませんか?


もう少し例を出しておきましょう。

I enjoy every moment of my life.

I enjoy each moment of my life.

I enjoy each and every moment of my life.


最後の each and every というのは1つ1つをとても強調している表現です。


P.S.

因みに「視点」というのは、うまい訳をつけるときのポイントだったりします。
step.png
posted by ロイ at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 50の気づき(4)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL