でも、every というのは「全部」を表す言葉ですよね。
every day といえば「毎日」
every body といえば「全員」
どうして複数形にならないか知ってますか?
every という単語は「全て」を指しますが、
○ ○ ○ ○ ○
と【個別の存在を意識した上で】全てを指します。
だから every の後は単数になるんです。
それに対して、all はそういうものなしにグルーピングします。
例文を出すとすれば・・・
同僚の家に遊びに行ったら、壁一面に本がありました。
"Have you read them all?"
(これ全部読んだの?)
"Yes, every one of them."
(うん、1冊残らずね。)
日本語もニュアンスを合わせた「超訳」を付けましたが(笑)、訳語は参考程度にとどめておいて下さいね。
訳なんてどうでもいいんです。
【視点の違い】を感じて下さい。
では次に each。
因みに each も every に近いのですが、each の場合には
○ △ ■ ◎ ▼
のように、さらにそれぞれの「違い」を意識します。
だから「それぞれ」という日本語に対応することが多いです。
each の場合も同じように、後ろの名詞は単数形になります。
Live every day like it's your last.
「今日が最後というつもりで、毎日を生きなさい。」
Live each day like it's your last.
「今日が最後というつもりで、一日一日を生きなさい。」
これも「超訳」を付けておきましたが、視点の違いを感じて下さいね。
every でも充分、それぞれの「日」を意識しています。
でも、each の方が、一日一日の重要性を感じませんか?
もう少し例を出しておきましょう。
I enjoy every moment of my life.
I enjoy each moment of my life.
I enjoy each and every moment of my life.
最後の each and every というのは1つ1つをとても強調している表現です。
P.S.
因みに「視点」というのは、うまい訳をつけるときのポイントだったりします。