第5の気づきで書きましたが、世の中には「普通の表現」と「普通でない表現」があります。
能動態と受動態に関して言えば、英語では能動態の方が普通の言い方です。
受動態は普通ではない表現なのです。 He hit me. (能動態)
I was hit by him. (受動態)
さて、普通でない表現である受動態は、いったいどのような場面で使うのでしょうか。
受動態の使い方にはいくつかパターンがあります。
<受動態の使い方1:行為者をあいまいに>
受動態は、例えば、行為者がわからない場合や、行為者を曖昧にしたい場合に使います。
受け身の場合には、能動態で主語に当たるものは by 〜 で表現できますよね。
でもどこかで聞いたのですが、受け身の文の7〜8割では by 〜 を言わないらしいです。
例えばですが、裁判で弁護士が
Objection, Your Honor!(異議あり!)
と言ったとしたら、裁判長は次のように答えます。
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